ローマ字の名前表記「姓→名」の順に 政府が方針[2019/09/06 15:29]

 日本人の名前のローマ字表記について、菅官房長官は政府が作成する文書では原則として苗字を先に書く「姓・名」の順で表記する方針を明らかにしました。

 菅官房長官:「(ローマ字表記について)柴山文科大臣から今後、政府の作成する公文書等において、日本人の姓名をローマ字により表記する際には原則として姓名の順で表記されるよう、取り扱いを定めて頂きたい旨の発言がありました。今後、柴山大臣の発言に沿った方向で、具体的な取り扱いについて内閣官房中心に関係省庁において検討していくことにしております」
 ローマ字表記を巡っては、言語や文化の多様性を踏まえて文化庁が2000年「姓・名」の順にするよう政府機関やメディアなどに対応を呼び掛けていました。ただ、今も総理官邸のホームページでは安倍総理大臣の表記は「Shinzo ABE」となっていて、浸透してはいませんでした。
 菅官房長官:「(Q.ご自身のローマ字表記は「ヨシヒデスガ」だが、今後は姓名の順にする?)そうしたいと思います」
 政府は今後、企業などへの周知についても検討していく方針です。

こちらも読まれています