「具体策は?」に進次郎氏の回答は 除染廃棄物問題[2019/09/19 13:28]

 福島第一原発事故の除染廃棄物などの県外での最終処分について、記者から具体策を問われた小泉進次郎環境大臣。その回答に具体性がなかったことが改めて注目を集めています。

 小泉大臣は17日に福島県の大熊、双葉など4つの町の町長と会談し、2045年度までに除染廃棄物などを一時保管する「中間貯蔵施設」から県外に運び出す方針を改めて強調しました。
 記者:「その最終処分場の検討が進んでいない現状・見通しについて、小泉大臣の見解を頂きたいと思います」
 小泉進次郎環境大臣:「さっき、ご質問が同じような趣旨でありましたけど、私はこれは福島県民の皆さんとの約束だと思っています。その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします」
 記者:「何か具体的に今しようと思っていらっしゃることは」
 小泉進次郎環境大臣:「私のなかで30年後ということを考えた時に30年後の自分は何歳かなと、あの発災直後から考えていました。だからこそ、私は健康でいられれば、その30年後の約束を守れるかどうかの節目を見届けることができる可能性がある政治家だと思います。だからこそ、果たせる責任もあると思うので…」
 どのように実現するのか具体的に問われたのに対してその具体策には言及せず、自身の政治家としてのビジョンの話が続きます。  
 小泉進次郎環境大臣:「この30年の約束もその思いで、ライフワークだと言ってきたことをしっかり形にするために全力を尽くしたいと思います」

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