元徴用工問題 “実害出ぬよう”局長級協議で求める[2019/09/20 19:50]

 関係が悪化している日本と韓国の外務省の局長級協議が行われ、日本側は元徴用工を巡る判決について日本企業に実害が出ないように対応するよう改めて韓国側に求めました。

 滝崎成樹アジア大洋州局長は韓国外務省の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長と昼食を挟んで約3時間にわたって協議を行いました。日本側は元徴用工への賠償を巡る問題について、韓国側に対してすでに解決済みの問題として日本企業に実害が出ないよう改めて求めました。韓国側が破棄を決めたGSOMIA(軍事情報包括保護協定)については「維持されるべきもの」と伝えたということです。また、茂木外務大臣と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相の会談の実現に向けた調整も行われたものとみられます。

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