新たな社会保障改革会議スタート 負担増の議論も[2019/09/21 07:14]

 少子高齢化に対応するため、安倍総理大臣肝煎り(きもいり)の新たな社会保障改革の会議が始まりました。国民の負担が増える議論にどこまで踏み込むかが焦点です。

 安倍総理大臣:「年金・医療・介護・労働など、社会保障全般にわたる持続可能な改革をさらに検討していきます」
 会議では、社会保障を支える側を増やすために、希望すれば65歳を超えても働けるようにすることや、年金を受け取り始める年齢の選択肢を70歳以降にも広げることなどが議論されました。出席者からは給付と負担の見直しについての議論も必要だとの認識も示されました。今後、75歳以上の後期高齢者の病院での窓口負担を引き上げることなど、痛みを伴う改革についてどこまで踏み込むかが焦点です。一方、野党は会議の有識者メンバーに経団連トップなど経営側が選ばれたものの、労働者側の代表がいないことが問題だと批判しました。

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