台風15号で甚大被害 政府の初動対応を野党が追求[2019/10/01 11:58]
国会では千葉県などで甚大な被害をもたらした台風15号の対応を巡って特別委員会が開かれ、野党側は政府の初動について追及し、認識の甘さを批判しました。
(政治部・岡香織記者報告)
野党側は、8月の台風10号の時には開いた関係閣僚会議をなぜこの時には開かなかったのかと追及しました。
国民民主党・奥野衆院議員:「一方では関係閣僚会議が開かれ、なぜ、一方では開かれなかったか」
西村官房副長官:「状況に応じて総合的に判断しているものでございまして」
国民民主党・奥野衆院議員:「今回、必要ないって判断したということですね。必要ないと判断したから事務方の対応で済ましたと」
西村官房副長官:「必要ある、ないということではなくて、その被害状況を含めて勘案し、判断している」
政府側は「閣僚会議と同等の閣僚懇談会は開催した」と釈明しました。さらに、野党側は台風が直撃した時に内閣改造を行ったことを批判したことに対して、政府側は「対応策をしっかりやっているので、改造と絡めた話ではない」と反論しました。また、武田防災担当大臣は、宮崎県で大きな被害をもたらした台風17号についても激甚災害に指定する見込みだと明らかにしました。