参院埼玉補選に自民は擁立せず 国政選挙で異例[2019/10/01 20:56]

 自民党は27日に投開票される参議院埼玉選挙区の補欠選挙に候補者を擁立しないことを決めました。政権与党が国政選挙で候補者を擁立しないのは極めて異例です。

 補欠選挙には前埼玉県知事の上田清司氏が立候補を表明しています。上田氏は元民主党衆院議員ですが、安倍総理大臣や自民党の二階幹事長と近く、憲法改正についても前向きです。1日の自民党役員会後の記者会見で高鳥筆頭副幹事長は、下村選対委員長から候補者を立てないとの発言あったと述べました。
 高鳥筆頭副幹事長:「上田前知事が完全無所属、憲法議論に前向きであることを表明した。党本部としてはそれを考慮し、今回は候補者を立てないことにするという発言がございました」
 地元の自民党埼玉県連は「特定の候補者がおらず、対応を党本部に任せたい」としていました。自民党本部としては、上田氏が当選後に自民党入りする可能性も残っていることも考慮したとみられます。

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