海を越えた陸自61式戦車 ヨルダンの博物館に貸与[2019/10/02 07:42]

 防衛省は、退役した陸上自衛隊の「61式戦車」をヨルダンの王立戦車博物館に貸与したことを明らかにしました。

 河野防衛大臣:「日本とヨルダン、非常に緊密に連携をしておりますし、中東情勢でもずいぶん緊密に連携をさせて頂きましたので、そうしたことに寄与できれば、それは良いことなのではないかな」
 防衛省によりますと、静岡県の陸上自衛隊滝ケ原駐屯地にあった退役済みの61式戦車は先月、ヨルダンの王立戦車博物館に展示されたということです。防衛交流という形で自衛隊の戦車が他国に貸与されるのは初めてです。去年4月、当時の河野外務大臣がヨルダンのアブドラ国王に戦車の貸し出しを要請され、実現しました。61式戦車は車体の幅を3メートル以内に抑えて鉄道輸送が可能に設計されています。防衛装備庁はこれを機に日本の技術力を世界にアピールしていきたい狙いです。

こちらも読まれています