外交・安保で総理VS野党 参議院でも代表質問[2019/10/08 12:11]

 国会では8日から参議院でも安倍総理大臣の所信表明演説に対する代表質問が行われ、野党側は外交、安全保障問題などで安倍政権を追及しました。

 (渡辺哲哉記者報告)
 トップバッターに立ったのは、新しくできた野党統一会派の長浜議員でした。まず、2日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルを巡る政府の対応をただしました。
 立憲民主党・長浜参院会長:「自衛隊のイージス艦は日本海に一隻も展開していなかったとの報道があります。弾道ミサイルの発射探知、追尾などは万全であったと言い切れるのか」
 安倍総理大臣:「政府としては情報収集、警戒監視に万全を期したところです。いかなる事態になっても国民の命と平和な暮らしを守り抜いて参ります」
 また、長浜議員は北朝鮮外交で「日本だけが取り残されている」と指摘したことに対し、安倍総理は「あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していく」とかわしました。一方、台風15号の影響で千葉などで大規模な停電が続くなど、政府の初動対応の遅れが指摘されていることについて、安倍総理は「切れ目ない対応を行った」と強調しました。野党の新会派は参議院でも60人ほどの勢力となります。今後、予算委員会などの場で安倍政権をどれだけ追い込めるかが課題となりそうです。

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