関電の“金品問題” 参考人招致めぐり与野党攻防[2019/10/09 12:02]

 国会でも関西電力の役員らが金品を受け取っていた問題が焦点の一つになっています。

 (政治部・佐藤美妃記者報告)
 野党は関電問題を政権を追及する最重要テーマの一つと位置付け、関電の幹部を国会に呼ぶべきだとの主張を強めています。
 立憲民主党・蓮舫参院幹事長:「自分たち(関電)のこれまでの調査以外のものが後から後から明らかになっている。にもかかわらず、自民党は関電の参考人招致を認めないと。一体、何を守っているのか分からない」
 さらに、野党側は「関電をかばうのは自民党にとっても公明党にとってもプラスではない」として関電問題での集中審議の開催を求めています。一方、与党は国会招致にも集中審議にも後ろ向きな姿勢を貫いています。
 自民党・森山国対委員長:「民間企業の不祥事で国会招致をした前例がないように思います」
 背景には与党幹部への献金など、この問題がどこまで広がっていくのか、まずは関電の第三者委員会による調査結果を見極めたいとの考えがあります。与党側としても、国会での真相解明に消極的なイメージを与えるのは得策ではないとの判断もあり、今後、野党側の要求にどこまで応じるかが焦点となっています。

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