“本格論戦”予算委始まる まずは与党の苦言から[2019/10/10 12:18]

 国会では10日から予算委員会での本格論戦がスタートしました。最初に質問に立ったのは「ポスト安倍」を目指す自民党の岸田政調会長です。

 (政治部・前田洋平記者報告)
 岸田氏は北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐなかで、もっと強い姿勢で臨むべきではないかと苦言を呈しました。
 自民党・岸田政調会長:「政府の対応、あるいはこうした北朝鮮の動きに対する説明。これに対する大変な歯がゆさを感じている」
 安倍総理大臣:「日米首脳会談で冒頭、私から北朝鮮の短距離弾道ミサイルの発射は安保理決議違反であり、極めて遺憾である旨述べ、トランプ大統領から完全に理解する旨の発言があるなど、累次の機会に確認をしてきているところだ」
 また、憲法改正について安倍総理は「国民投票に向けた議論を行い、発議する責任が国会議員にある」と意欲を示しました。9日夜、安倍総理は自民党幹部との会合で「12月に選挙をして勝ったことがありましたね」と語ったということです。野党が改正議論に応じないのであれば衆議院の解散に打って出るとも取れる発言で、波紋を広げそうです。10日午後からは統一会派を結成した野党側が関西電力の問題を中心に質問する予定です。

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