文化庁長官 補助金の不交付決定は見直さず[2019/10/15 22:06]

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で文化庁が補助金を交付しないと決めたことに対し、宮田文化庁長官は参議院の予算委員会で「見直す必要はない」と述べました。

 立憲・福山幹事長:「今回みたいな不透明なのは(不交付決定は)本当に私は、禍根を残すと思いますよ。宮田長官、長官として不交付の撤回はもう一度、再検討するべきだとお話し頂けませんか」
 宮田文化庁長官:「表現の自由は極めて重要であります。今後とも大変、大切であると思っております。他方、今回の決定は申請者の手続上の問題です。その一点に尽きている。もし誤解が生じるようでありましたら理解が得られるように努力して参りたい」
 立憲・福山幹事長:「今回の不交付の理由は実現可能性と事業の継続性ですが、もう再開をして安全性の確保もできています。実現可能性も事業の継続性にも問題はなくなったと考えますが長官いかがですか」
 宮田文化庁長官:「企画展の中止や再開にかかわらず、補助金申請者の展覧会の開催にあたり、来場者を含め、展示会場の安全や事業の円滑な運営を脅かすような重大な事実について認識していました。それらの事実について、文化庁に全く申請しなかったということによります。それによって不交付決定を見直す必要はないと考えました」
 宮田長官は、あくまで補助金の申請をした愛知県側の手続きに非があったと説明しました。一方、立憲民主党の福山幹事長は「脅迫に屈して補助金を不交付にすれば全国でも同じようなことが起きる」と批判し、「表現の自由への介入の恐れがある」ため補助金の不交付を見直すべきだと繰り返しました。