大臣辞任で水面下の攻防 予算委開催の要求に与党は[2019/10/28 11:55]

 菅原前経済産業大臣の辞任を受けて、国会では早期に幕引きしたい与党側とこれをきっかけに一気に攻勢をかけたい野党側の水面下の攻防が続いています。

 (政治部・吾妻栄里奈記者報告)
 国会の会期があと1カ月余りとなるなか、与党は法案審議とともに憲法改正の議論も進めたい考えです。与党が最重要課題と位置付け、年明けの発効を目指す日米貿易協定の承認案も今週の委員会で審議が始まる予定です。しかし、野党側は逃げ切りを阻止したい考えで、国会質問が事前に流出した問題を抱える北村地方創生担当大臣など他の閣僚への追及も強め、「辞任ドミノ」を目指しています。そのため、予算委員会の集中審議の開催を求め、安倍総理大臣の任命責任などを追及する構えです。安倍総理の外遊など審議日程が窮屈ななか、野党の求めに応じるのか与党は難しいかじ取りが迫られています。

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