英語試験の中止要求に 萩生田氏「懸念解消し実施」[2019/10/30 12:08]

 国会では「身の丈」発言を巡って萩生田文部科学大臣が釈明に追われるなか、野党は大臣に大学入学共通テストの英語の民間試験の導入の中止を迫りました。

 国民民主党・城井衆院議員:「この際、英語の民間試験の導入実施延期を決断して頂きたい。大臣、お答えを」
 萩生田文科大臣:「準備をして頑張っている学生さんも多数いらっしゃいます。受験生の不安や懸念を解消して、2020年度からの円滑な実施に向けて全力で取り組む」
 国民民主党・城井衆院議員:「これまでのセンター試験ですと、5科目で1万8000円。一番、高いところは先ほどの5万7060円から始まる話だ。経済的に厳しい生徒が負担可能な金額か」
 萩生田文科大臣:「例えば経済的に困難な方が受験をした後に入学をすれば、給付型の奨学金でこの費用を補填する仕組みもでき上がっておりますので、いずれにしましてもできる限り近くで試験が受けられるように会場設定を増やしていく」
 野党は経済格差や地域格差を助長するとして、今後も導入中止を強く求めていく方針です。

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