自衛隊の緊急発進“5番目に多い”2019年度上半期[2019/10/30 14:36]

 防衛省は2019年度上半期の自衛隊機の緊急発進が470回を数え、前年度の同じ時期に比べて91回減少したことを明らかにしました。

 他国の航空機の領空侵犯を未然に防ぐために行う自衛隊機の緊急発進の回数は、今年度の4月から9月までで470回を数えました。統計を取ってから過去5番目に多い数です。そのうち中国機に対しては全体の7割を超え、過去3番目に多い332回でした。ロシア機に対しては135回でした。中国、ロシアとも対象は戦闘機が多く、上半期の領空侵犯も3回を数えています。また、今年7月には中国とロシアの航空機が共同で竹島上空を領空侵犯するなど、対応が複雑化しています。防衛省は警戒監視を一層、強化する方針です。

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