英語の民間試験 高校生らが国会議員に撤回を求める[2019/11/01 07:48]

 来年度から大学入学共通テストの英語の民間試験が導入されることについて、高校生らが国会議員に制度の撤回を求めました。

 高校2年生:「国政を担っている大人が言ったこと、済んだことに対して、あれはなかったことにしてくれと撤回できるんですよ。しかし、受験生はどうですか。萩生田大臣が就任時に最初に言った発言が初年度は精度向上期間だという発言がありまして、実験台じゃないぞ」
 野党が国会で主催した英語の民間試験の延期を求める会合には高校生6人のほか、学校関係者が出席しました。高校生は「不当な基準のもと、自分たちの大事な人生の節目を決められてしまう」「受験生のために一度、立ち止まってほしい」などと制度の導入撤回や再検討を訴えました。英語の民間試験を巡っては、試験会場が都市部に集中することや家庭の経済状況によって受験機会に格差が生じるなどの問題が指摘されています。野党は導入の延期を求めています。

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