英語試験見送りと閣僚連続辞任で…野党 攻勢強める[2019/11/01 11:56]

 国会では民間の英語試験の導入が見送られたことや相次ぐ閣僚の辞任などを受け、野党側が攻勢を強めています。

 (政治部・柴戸美佐子記者報告)
 野党側はそろって緊急集会を開き、政府・与党を「追い込んできている」として結束していく流れを作りたい考えです。
 立憲民主党・枝野代表:「力を合わせるということがいかに大きな意味を持つのか今回、証明できた。たがが外れてしまっている今の安倍政権、しっかりと締め直させる役割責任を我々が果たしていかなければならない」
 野党側にとって次の大きな見せ場は予算委員会です。来週に行われる集中審議で、一連の混乱に対する安倍総理大臣の責任を追及していく考えです。一方の与党側ですが、国会審議に大幅な遅れが出ていることに危機感を強めています。国会日程が短いなかで審議を進めていくためにも、野党側に譲歩を重ねざるを得ないのが現状です。終始、野党ペースに押されるなか、「次に不祥事が出てくれば国会が空転する」と心配する声も上がっています。

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