攻めの野党 集中審議で総理、文科大臣の責任追及へ[2019/11/06 11:53]

 国会では6日午後から予算委員会の集中審議が開かれます。野党は相次ぐ閣僚辞任での安倍総理大臣の任命責任のほか、英語の民間試験を巡る萩生田文部科学大臣の責任も追及する考えです。

 (政治部・岡香織記者報告)
 立憲民主党などの統一会派はこの予算委員会を最大のヤマ場だと位置付け、萩生田大臣に狙いを定めています。
 立憲民主党・安住国対委員長:「混乱を招いた責任は非常に大きいから、我々としてはやっぱりそれは文部科学大臣の任にあらずだと思いますので、そういう角度で追及をする」
 導入を延期した英語の民間試験については「これで一件落着とはいかない」として萩生田大臣の責任も含めて追及する考えです。また、採点方法などに疑問の声が上がっている国語の記述試験についても中止を迫ります。
 自民党・森山国対委員長:「(英語試験について)不安を取り除いて、公正に公平に受験ができる体制を確立していくべきだ」
 与党側は丁寧な説明を求めることで信頼を回復させたい考えです。さらなる辞任ドミノも警戒し、防戦一方となる政府に対して野党は安倍総理の任命責任を徹底追及する方針です。

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