GSOMIA失効迫るなか… 日米韓防衛大臣が相次ぎ会談[2019/11/19 06:09]

 河野防衛大臣はバンコクでアメリカ、韓国と相次いで防衛大臣会談を行い、23日に失効期限が迫った日韓のGSOMIA(軍事情報包括保護協定)について議論を交わしました。

 GSOMIAの継続に後ろ向きな韓国。その姿勢を改めてほしい日本とアメリカでしたが、議論は平行線をたどりました。
 河野防衛大臣:「日米韓、あるいは日米、日韓の連携が重要だという認識は3人とも共有していると思う」
 頑なな対応を取る韓国は来年4月に総選挙を迎えるお国事情があります。世論調査ではGSOMIA破棄に半数以上が賛成していて、文在寅(ムン・ジェイン)大統領としては残り2年の政権運営を考えると、ここで国民感情を無視することはできません。しかし、北朝鮮を巡る問題では3カ国の連携は必要不可欠です。そのため、日米韓の共同声明では「GSOMIA」との文言は入れなかったものの、情報共有の重要性では一致しています。GSOMIA抜きで北朝鮮問題に3カ国で緊密に連携できるのか、予断を許さない状況が続きます。

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