総理は1000人、昭恵夫人も… 「桜を見る会」推薦枠[2019/11/20 12:09]

 長期政権の緩みの一つとして指摘されている「桜を見る会」を巡り、安倍総理大臣は国会で「推薦者について意見を言うこともあった」と述べ、招待者の選定に関与していたことを認めました。

 (政治部・柊知一郎記者報告)
 野党側は桜を見る会について「公私混同の極み」だと安倍総理を厳しく追及しました。
 立憲民主党・那谷屋参院議員:「招待者の取りまとめには関与していないと(安倍総理は)断言されました。報告も一切、事務所から受けていなかったというのでしょうか」
 安倍総理大臣:「私自身も事務所から相談を受ければ推薦者についての意見を言うこともありましたが、実際の事務所における推薦作業の詳細は承知しておりません」
 安倍総理は「今後は私自身の責任で招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討し、全般的な見直しを行う」と述べました。また、前夜祭の会費の取り扱いに関し、宿泊先と違うホテルで行った時も5000円だったと説明し、「後援会としては収入支出は一切ない」と明言しました。一方、菅官房長官は今年の招待客の推薦枠に関して自民党が6000人、安倍総理が1000人だったと明らかにしました。さらに、参加希望者を募る際に昭恵夫人による推薦があったことも明らかになっています。

こちらも読まれています