閉会目前、政府与党は逃げ切る構え 野党手詰まりか[2019/12/04 12:12]

 国会では政府・与党が最重要課題としていた日米貿易協定が承認されました。残る会期は6日となるなか、「桜を見る会」を巡る与野党の攻防が最終局面を迎えています。

 (政治部・安間由太記者報告)
 与党側は桜を見る会の説明は十分に尽くしたとして逃げ切る構えで、会期延長をしない方針です。
 自民党・森山国対委員長:「総理も本会議でも2回にわたって答えておられますし、国民の皆さんのご理解も頂きつつあるのではないかと理解している」
 政府・与党は懸案の貿易協定をクリアしたことで、今の国会をひとまず乗り切ったという雰囲気です。国会閉会後を見据えて、新たな経済対策や来年度の予算の編成で政権の成果を示す戦略に切り替えています。
 立憲民主党・安住国対委員長:「無理やり閉じたって閉じないから、ふたをしようたって閉まらないから。大幅延長するよう申し入れをしたり具体的な行動を取りたいと思います」
 一方の野党側は桜を見る会に焦点を絞って追及を続ける構えで、最後まで予算委員会の開催を求めます。ただ、重要法案もないなかで与党と交渉するカードがなく、手詰まり感が広がっているのが現状です。

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