オマーンの2つの港を補給基地として検討 政府[2019/12/06 00:28]

 政府は中東への自衛隊派遣について、オマーンの2つの港を補給基地として検討していることが新たに分かりました。

 政府は中東地域を航行する日本の船舶の安全を確保するため、情報収集活動としての自衛隊派遣を検討しています。派遣される護衛艦の寄港地として候補に挙がっているのはオマーンのドゥクム港やサラーラ港で、いずれも海賊対処部隊の護衛艦が寄港したことがあります。政府関係者によりますと、オマーンは治安が安定し、水や燃料の補給もでき、隊員らの休息地としても適しているということです。また、派遣されるのは4500トンクラスのヘリコプター搭載の艦船で約250人が乗り込みます。哨戒機の運用には20人の隊員が対応し、合わせて約270人が派遣される方針です。派遣期間は1年で、今月中旬以降に閣議決定する方針です。年末には河野防衛大臣がオマーンで国防大臣と会談して直接、協力を要請する予定です。

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