大学入試の記述式試験　与党から「延期」の声

　大学入試の共通テストで来年度から導入予定の国語と数学の記述式試験を巡り、与党から延期を求める声が上がりました。

　公明党・斉藤幹事長：「現状は受験生や保護者、高校関係者、国民の皆様の理解が十分に得られているとは言い難い状況にある」
　自民党・柴山前文科大臣：「受験生には不利益にならないような形で決着をしてもらいたい。不可能ならば前に進めないということはあり得るかもしれません」
　記述式試験を巡っては、質の高い採点者の確保や自己採点と実際の採点の不一致などで課題が指摘されてきました。政府内からも疑問の声があり、文部科学省は年内に結論を出すとしています。