「桜を見る会」攻めるネタはあれど決め手なく終盤へ[2019/12/06 19:47]

 国会は会期末まで事実上、あと一日となりました。野党は「桜を見る会」で政府への追及を続けていますが、最終盤、どのように臨むのでしょうか。国会から報告です。

 (政治部・柊知一郎記者報告)
 6日午後、野党党首が集まって話し合いをしましたが、結局、決め手に欠けた状態です。安倍総理大臣をなんとか国会の場に引きずり出したいと野党で一致して臨む方針は決めました。
 立憲民主党・枝野代表:「『説明責任を果たせ』と辞めていった大臣には言っておきながら、自分は一切、国会で説明しようとしない安倍総理。会期を延長してじっくりと説明をして頂くことが必要」
 野党側は「桜を見る会」の問題を格好の追及ネタにして国会を40日延長することを自民党に求めましたが、結局、断られてしまいました。野党側は9日に衆議院議長に申し入れをしますが、粛々と否決されることになりそうです。それでどうするのかという話になった時に内閣不信任案を提出するかどうかとなります。ただ、提出しても結局、否決されて「信任された」という結果が残ってしまうため、野党は9日まで判断を持ち越しました。野党側としては9回裏2アウトという状況です。ここから一発逆転に向け、最後まで作戦を練り続けるといったところです。

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