河村元官房長官「韓国議長案の成立が改善に必要」[2019/12/11 23:35]

 自民党の河村元官房長官は、韓国の国会議長が提案している徴用工問題を解決するための法案の成立が日韓関係の改善に必要との考えを示しました。

 韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は、日本と韓国の政府や企業から寄付金を集めて基金を作り、元徴用工らに支払うなどの解決案を公表しています。
 河村元官房長官:「(今月下旬の日韓)首脳会談でGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を完全にもとに戻すことと、日本側のホワイトリストを戻すこと。これについては文喜相議長の法案をもって、韓国側が前に出てこの問題を解決するという方向付けが同時に行われることが必要ではないかと思っている」
 河村氏はこのように述べ、韓国がいったん破棄を表明したGSOMIAの問題や日本が強化した輸出管理の問題などの解決には、この法案の成立が必要との認識を示しました。ただこの法案は、元徴用工側が「寄付ではなく賠償するべきだ」と反発するなど成立は困難だとみられています。

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