黒田新総務次官が訓示「常に中立、公正求められる」[2019/12/24 15:13]

 かんぽ生命保険の不正販売を巡る処分の情報を漏洩(ろうえい)した責任を問われて更迭された総務省の鈴木事務次官の後任に黒田武一郎氏が就任し、訓示をしました。

 黒田武一郎事務次官:「このような形でごあいさつすることになり、おわび申し上げます」
 黒田次官は鈴木前次官が日本郵政側に処分の検討案に関する情報を漏らしていたことに触れ、「大変、残念なことで行政への信頼を損なうものだ」と述べました。そして、「大きな権限を持つ総務行政は常に中立と公正が求められる」として、自らの行動を律するよう改めて職員に呼び掛けました。黒田次官は東京大学を卒業後、1982年に旧自治省に入り、消防庁長官を経て今年7月にナンバー2の総務審議官となりましたが、わずか5カ月での昇格となりました。

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