鹿児島・馬毛島 2022年度に米軍飛行場を着工の方針[2019/12/30 12:38]

 アメリカ軍の空母艦載機の訓練移転が計画されている鹿児島県馬毛島で、政府は2022年度に飛行場などの工事に着工する方針を固めました。早ければその3年後に訓練が始まる見通しです。

 これまで硫黄島などで行われてきた騒音被害が激しいアメリカ軍の空母艦載機の訓練を移転させるため、政府は先月、鹿児島県の馬毛島を約160億円で買収することで所有者と合意し、すでに6割程度の土地を取得しています。関係者によりますと、今年度中に所有権の移転を完了させて2022年度には飛行場の滑走路や管制塔などの関連施設の工事に着工する方針です。早ければ3年後に完了させて訓練を始めたい考えで、沖縄県でのアメリカ軍のオスプレイの訓練の移転も検討しているということです。また、今後、馬毛島を管轄する予定の航空自衛隊の官舎を近くの種子島に整備する考えです。

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