IR汚職踏まえ野党がカジノ管理委の凍結求める

　カジノを含むIR（統合型リゾート）事業を巡る汚職事件を踏まえて野党側は政府に対し、捜査が終わるまでカジノ管理委員会を当面、動かすべきではないと求めました。

　国民民主党・大島筆頭理事：「全く真実が分からないなかで、カジノ管理委員会だけ進んでいくことの違和感がある」
　国会では衆議院・参議院で内閣委員会の理事懇談会が開かれ、与野党の理事が政府から汚職事件に関する説明を受けました。そのなかで野党側は、真相解明が進まないなかで、カジノ実施に向けて準備をする管理委員会を動かすべきではないと政府に求めました。また、秋元容疑者らIRを担当した歴代政務三役の出張記録と面会記録を通常国会までに提出するよう求めました。中国企業からの働きかけがカジノに関する政策決定に影響を与えたかどうか説明を求めたいとしています。これに対して政府側は、検討しますと応じました。さらに、野党側が秋元容疑者から政府のIRに関する事務局に対し、具体的な指示や問い合わせがあったかどうか質問したところ、政府は捜査に支障のない範囲で協力する意向を示しました。