イランと敵対関係にあるサウジアラビアを訪問中の安倍総理大臣は事実上の指導者・ムハンマド皇太子と会談し、中東の情勢安定に向けて連携していくことを確認しました。
会談はムハンマド皇太子の別荘のある地方都市で行われました。1時間の会談のうち、大半が中東情勢だったということです。
安倍総理大臣:「日本船舶の航行の安全を確保するために情報収集態勢を強化し、その観点から自衛隊を派遣することとした。(サウジアラビアが)我々の取り組みを完全に支持することを表明していることに感謝申し上げたい」
総理周辺は「アメリカとイランの衝突が回避された今こそ、対話のチャンスだ」と話していて、安倍総理はムハンマド皇太子にイランとの協議を促したものとみられます。ムハンマド皇太子は「当事者同士の対話が必要不可欠だ」と強調し、「対話重視」の姿勢では一致しました。同行筋は「対話の輪を広げることが重要だ」と話していて、安倍総理は隣国のアラブ首長国連邦とオマーンを訪問し、外交努力の重要性を訴えます。
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