NHKの同時配信 総務省が正式に認可[2020/01/15 07:16]

 NHKが今年4月から実施する予定としていたテレビ放送とネット配信の「同時配信」について、総務省は事業を認可することを正式に決めました。

 同時配信を巡り、総務省は事業に必要な予算が膨らむことを懸念して計画の再検討を求めていましたが、NHKは先月に事業計画の見直し案を提出していました。
 高市総務大臣:「(NHKが示した)内容を審査したところ、おおむね妥当なものであることから、一定の条件を付したうえで認可することが適当である旨の諮問を(総務相の諮問機関である)『電波監理審議会』に行うことにした」
 高市大臣はネット事業を行うにあたり、費用を抑えながら事業を進める仕組みを早期に導入することや民放との協調・連携を行うための協議の場を設置することを求めています。認可を受けてNHKは「業務、受信料、ガバナンスを一体とした改革の推進など様々なご指摘やご意見を真摯に受け止め、不断の取り組みを進めて参ります」などとコメントしています。NHKは今年4月から同時配信を本格的に始める予定です。

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