新型肺炎「指定感染症」へ 日本人退避「速やかに」[2020/01/27 10:35]

 安倍総理大臣は現在、行われている衆議院の予算委員会で、新型コロナウイルスを患者の強制入院などが可能になる「指定感染症」にする方針を表明しました。

 安倍総理大臣:「感染者に対する入院措置や公費による適切な医療等を可能とするため、今般の新型コロナウイルスに関する感染症を感染症法上の指定感染症等にあすの閣議で指定する方針であります」
 感染症法に基づく指定感染症になれば患者の強制入院のほか、就業制限など厳重な法的措置を取ることができるようになります。2003年に中国で流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)なども指定されています。また、安倍総理は武漢市からの日本人の退避について「希望者全員を速やかに帰国させる」と改めて表明しました。政府関係者によりますと、早ければ28日にも実施する予定です。

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