新型ウイルス拡大で自民対策本部…政府に専門組織を[2020/01/29 23:39]

 自民党の岸田政調会長は新型コロナウイルスの拡大に対する対策本部を開き、政府内に感染症対策を専門とした組織の設置を検討していく考えを示しました。

 自民党・岸田政調会長:「将来に向けて政府における感染症対策の組織や体制について強化していく。こういったことも考えていかなければならないのではないか」
 自民党の対策会議では政府の関係部署から現状の説明が行われました。このなかで出席した議員からは感染が疑わしい外国人が空港に到着した際に「入国拒否はできないのか」という意見が出ました。これに対し、政府側からは「感染が分かった場合は入国拒否できるが、武漢を経由するなど疑わしい場合は拒否できない」と説明したということです。また、感染拡大を防ぐために「日本国民向けに簡易検査キットの開発を急ぐべきだ」とする注文や患者の強制入院などを可能とする「指定感染症」を閣議決定しても「実施までに時間がかかりすぎる」などの意見も出たということです。

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