政府の対応は? 総理「やるべき施策は躊躇なく」[2020/02/08 17:52]

 今後、日本政府による対応はどのようなものが想定されているのでしょうか。

 (政治部・大石真依子記者報告)
 8日午後、安倍総理大臣が亡くなった日本人男性へのお悔やみを述べたうえで国民の命を守ると強調しました。
 安倍総理大臣:「国民の皆様の命と健康を守ることを最優先に、やるべき施策については、躊躇(ちゅうちょ)なく実施していきたいと考えています」
 政府関係者によりますと、武漢市がある湖北省には帰国を希望する数人の他に仕事や家族の都合で帰国を希望しない人が40人から50人残っているということですが、新型コロナウイルスに感染しているといった情報はないということです。外務省職員が現地に残る日本人に定期的に連絡を取り、注意喚起や安全確認を行いつつ、改めて帰国を希望するかどうかの確認もしていくということです。
 現時点では湖北省には帰国を希望する日本人数人とその家族ら約20人が残っていて、この人たちの帰国に向けて調整が進んでいます。ある外務省幹部は少し間を空け、もう1便チャーター機を派遣して1つの区切りとなるとの見通しを示しています。

こちらも読まれています