テレ東「アレフ」特集、肖像権の侵害なし BPO判断[2020/02/14 21:09]

 テレビ東京がオウム真理教の後継団体「アレフ」の動向を報じた番組を巡り、BPO(放送倫理・番組向上機構)は「肖像権の侵害はなかった」との判断を示しました。

 テレビ東京はおととし5月、夕方のニュース番組でオウム真理教の後継団体「アレフ」を特集しました。信者とのやり取りで顔にボカシを掛けましたが、音声を一部、加工せずに放送しました。この信者は肖像権とプライバシーを侵害されたとして、テレビ東京に謝罪と映像の消去を求めてBPOの放送人権委員会に申し立てました。委員会では「プライバシー、肖像権の侵害はなく、放送倫理上の問題もない」との判断を示しました。一方で、音声の一部を加工せずに放送したことについて、編集上のミスを認めたテレビ東京に対して再発防止策の強化を要望しました。テレビ東京は「ご指摘された点を今後の取材と放送に生かして参ります」とコメントしています。

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