野党が“一斉休校”追及 総理は「先手先手で」強調[2020/03/02 12:36]

 国会では2日から論戦の場を参議院に移し、安倍総理大臣による学校の一斉休校要請などを巡って野党側が追及しています。

 (政治部・柴戸美佐子記者報告)
 野党側は政府が基本方針を示したその2日後の突然の休校要請を巡って、経緯を問いただしました。
 立憲民主党・福山幹事長:「今、都道府県のうち半数近く、半分くらい1人もまだ感染者も出ていない。そこで何で一斉休業なんですか」
 安倍総理大臣:「残念ながら感染経路がですね、確定できていない発症も出てきているわけでございます。先手先手で行う必要があるわけでございます」
 立憲民主党・福山幹事長:「納得できる理由が必要なんですよ」
 安倍総理大臣:「やはり、発症してからでは、新たなクラスターが出てからでは遅いという判断をさせて頂いたところでございます」
 さらに、福山議員は、学童保育は「濃厚接触のリスクが高まるのではないか」などと指摘しました。これに対し、加藤厚生労働大臣は「人数が増えるとリスクが高まる」ことを認めたうえで、空き教室も活用していく考えを強調しました。安倍総理は「常に最悪の事態を想定する」と述べ、緊急事態宣言の実施も含め、法整備を進めていく考えです。

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