オーバーシュート見据え「基本的対処方針」決定[2020/03/28 22:22]

 新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、政府は特措法に基づき、オーバーシュート(感染爆発)を見据えた対策を盛り込んだ「基本的対処方針」を決定しました。

 対処方針には患者が大幅に増加することを見据え、ピーク時に入院患者を受け入れるために必要なベッドを確保することが明記されました。一方で、医療崩壊を避けるため症状の軽い人には自宅療養を求めています。また、家族のなかで感染するリスクを下げるための方策として、宿泊施設を活用することなどを挙げています。対処方針が決定したことで「緊急事態宣言」を行うための手続きは整いました。しかし、安倍総理大臣は「ギリギリ持ちこたえている」と述べ、緊急事態には至っていないという認識を示しています。

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