「困窮学生」への補助など 追加支援策で与野党論戦[2020/04/28 12:07]

 国会では安倍総理大臣ら閣僚が出席し、補正予算案の審議が行われています。与党と野党から追加の支援策を求める声が相次ぎました。

 (政治部・澤井尚子記者報告)
 立憲民主党の枝野代表は、生活に困る大学生に対しても例外的に現金給付を行うべきだと指摘しました。
 立憲民主党・枝野代表:「進学してアルバイトして働いている人たちがいる。今の制度では救えない。例外的にこの持続化給付金を使いませんか」
 安倍総理大臣:「雇用調整助成金は学生アルバイトを含む非正規雇用もその対象としたので、ぜひ雇用者にはこれを活用して頂きたい」
 一方、自民党の岸田政調会長が求めたのは事業者に対する家賃の追加支援です。実質的に家賃負担を免除するべきだと訴えたのに対し、安倍総理は緊急事態宣言が延長された場合には「ちゅうちょなくやるべきことをやりたい」と前向きな姿勢を示しました。今、審議中の補正予算案は30日には成立する見通しですが、政府内では追加的な対策のための2次補正予算案の編成が現実味を帯びてきています。

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