“定年延長”採決は週明け以降に…野党側は徹底抗戦[2020/05/15 17:30]

 当初、与党は15日に採決に踏み切る構えでしたが今、国会はどのような状況になっているのでしょうか。

 (政治部・岡香織記者報告)
 15日午後に野党4党が国家公務員制度を担当する武田大臣の不信任決議案を提出しました。
 立憲民主党・黒岩宇洋議員:「検察官の(定年)延長が特例で内閣の判断で行われると、検察の独立性、中立性が崩壊する」
 不信任決議案が提出されたため、国会はすべての審議が止まって法案の委員会の採決は週明けに持ち越されることになりました。森法務大臣にはすでに失言などを理由に不信任案を出していることもあり、15日は武田大臣に対して出して採決を阻止した形です。野党側は、定年延長の明確な基準は15日の森大臣の答弁では示されなかったとして引き続き基準を出すよう求めています。与党側は週明けに武田大臣の不信任決議案を否決したうえで、20日の委員会採決にこぎつけたい考えですが、野党側は徹底抗戦する方針です。

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