検察庁法改正案の採決 政府与党は見送る方針固める[2020/05/18 10:36]

 内閣の判断によって幹部の定年を延長することが可能となる検察庁法などについて、政府・与党は今の国会での成立を見送る方針を固めました。

 国会審議では検察幹部の定年が内閣の判断で延長できるという特例について検察の人事に政治が介入する懸念が焦点となっていて、野党だけでなく世論からの反発の声も巻き起こっていました。検察庁法改正案は、一般の国家公務員の定年を65歳に引き上げる改正案などとセットで審議が行われていますが、政府・与党はすべての法案を一括して採決しない方針です。ある政府高官は「定年の特例を政府が判断するのは他の省庁の幹部も同じで説明不足だ」としています。

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