国家公務員“定年延長”めぐり野党「明確な方針を」[2020/05/22 11:54]

 検察官を含む国家公務員の定年の延長を可能にする改正法案を巡り、安倍総理大臣が21日に見直しを検討する考えを示したことを受けて与野党が対立しています。

 政府・与党は、黒川検事長の引責辞任があっても改正法案については採決を見送り、一括して継続審議とする方針でした。しかし、自民党の世耕参議院幹事長から「公務員だけ待遇が保証される法改正に理解が得られるのか」という趣旨の懐疑的な意見が出ると、22日に自民党幹部からも一括して廃案とする案が浮上しています。一方、野党側は、今後の審議について明確な方針を示すべきだと反発しています。野党側は一般職の国家公務員の定年延長には賛成していて、検察庁法とは切り離して審議すべきだと主張しています。

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