不妊治療の保険適用拡大へ 少子化対策を閣議決定[2020/05/29 12:10]

 政府は今後5年間の少子化対策の指針となる大綱を閣議決定しました。不妊治療の経済的な負担を軽くする方針などが盛り込まれています。

 大綱では去年の出生数が86万4000人と過去最少だったことを「86万ショック」と表現し、政府が掲げる「希望出生率1.8」という数値目標に向けて希望する時期に結婚や子育てができる社会を目指すとしています。晩婚化が進むなか、不妊治療を希望する人に負担となるのが高額な医療費です。保険適用の拡大に向け、今年度中に調査を行う方針が示されました。また、新型コロナの影響を踏まえてテレワークなどにより、仕事と子育ての両立ができるよう柔軟な働き方を促すことも盛り込まれました。

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