習主席の国賓訪日、再検討を「国家安全法制」導入で[2020/05/29 19:44]

 中国の全人代(全国人民代表大会)で香港での反政府的な動きを取り締まる「国家安全法制」の導入が決まったことを受け、自民党の外交部会などは政府に習近平国家主席の国賓訪日の再検討を要請しました。

 自民党の外交部会と外交調査会は合同部会を開き、全人代での決定について重大で深刻な憂慮を示す非難決議をまとめました。また、習国家主席の国賓訪日について「国際社会に誤解を与える」などの反対意見が相次ぎ、政府に対して再検討も含めて慎重に検討するよう求めています。自民党の中山外交部会長らは菅官房長官にこの決議を提出し、菅長官からは「真摯に受け止めたい」との返答があったということです。

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