都知事選 立憲は宇都宮氏を支援へ 国民は支援せず[2020/06/04 14:22]

 18日に告示される東京都知事選挙を巡り、立憲民主党は独自候補の擁立を断念し、すでに立候補を表明している元日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏を支援する方針を決めました。

 立憲民主党は、当初、野党の統一候補として蓮舫副代表やれいわ新選組の山本太郎代表の擁立を検討していました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で選挙活動が制限されることから、独自候補の擁立は難しいと判断しました。政策的にも近く、都知事選に2度、立候補した経験がある宇都宮氏を共産党と共に支援する方針です。一方、統一会派を組む国民民主党の玉木代表は宇都宮氏について、党として支援しない考えを示すなど足並みが乱れています。また、日本維新の会の馬場幹事長は、無所属での出馬を表明している熊本県副知事の小野泰輔氏について「本人の判断を待ちたい」と述べ、支援する可能性を示唆しています。自民党はすでに独自候補を擁立しないことを決めていて、主要政党が候補者の擁立を見送る異例の展開となっています。

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