10兆円の予備費“5兆円分の使途”事前説明で合意[2020/06/05 11:50]

 第二次補正予算案の10兆円にも上る予備費を巡り、与野党はこのうち5兆円分の使い道について、事前に政府に明らかにさせることで合意しました。

 これまで野党側は10兆円の予備費が「巨額すぎる」として使い道の説明を求めていて、5日の協議で麻生財務大臣が来週の国会で説明することで合意しました。具体的には雇用の維持や生活支援に約1兆円、中小企業の事業継続と医療体制の強化にそれぞれ2兆円が充てられるということです。さらに「今後、事態の進展が予見し難い」として、5兆円を見込んでいます。この協議を受けて、第二次補正予算案は週明けから審議を開始し、来週中に成立する見通しです。

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