国家安全法制の再検討を…G7外相が対中国共同声明へ[2020/06/08 13:02]

 香港での反政府的な動きを取り締まるために中国政府が導入を決めた国家安全法制を巡り、G7(主要7カ国)の外相が再検討を求める共同声明を出す方向で調整進めていることが分かりました。

 共同声明は日本政府の働き掛けで調整が進められているということで中国に対して懸念を示すとともに、国家安全法制の導入を取りやめるよう求める内容としたい考えです。政府高官は「香港の一国二制度が危機にあるなかで、G7の結束が必要だ」という認識を示しました。ただ外務省幹部によりますと、G7各国の間では温度差があり、声明がまとまるかは不透明な状況です。日本政府はこれまで「深く憂慮している」と表明しているほか、孔鉉佑駐日大使を外務省に呼んで日本の立場を伝えています。

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