「合意を反故にするもの」韓国WTO提訴手続き再開に[2020/06/19 12:16]

 韓国政府が日本による輸出管理の強化が不当だとしてWTO(世界貿易機関)への提訴手続きを再開したことについて、菅官房長官は「これまでの合意を反故(ほご)にするものだ」と強く非難しました。

 菅官房長官:「このような韓国側の一方的な対応は、日韓双方は対話とコミュニケーションを通じて懸案を解決することにした、これまでの輸出管理政策対話での合意を反故にしかねないものであり、極めて遺憾であります」
 菅長官はさらに「日韓関係は引き続き厳しい状況にある」との認識を示したうえで、あくまで韓国側に適切な対応を求めました。また、茂木外務大臣はこうした日本側の「遺憾の意」を韓国側に伝達したことを明らかにしました。半導体材料などの輸出管理を巡る日本と韓国の対立は国際機関で審理される見通しです。

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