自民、防衛大臣経験者ら ミサイル防衛の在り方議論[2020/07/22 15:17]

 新たなミサイル防衛の在り方を巡り、自民党が会議を開きました。会議では「敵の基地を攻撃する能力」を保有することに前向きな意見が相次ぎました。

 中谷元防衛大臣:「全体のトータルなグランドデザインをまず描くことが必要だ。ミサイル防衛も単に弾道ミサイルだけでなく、極超音速滑空弾とか低空巡航ミサイルのようなものも新たに出てきた」
 自民党では、イージス・アショアの配備計画撤回を受けて防衛大臣経験者などを中心に新たなミサイル防衛の在り方について議論を続けています。22日の議論では、北朝鮮のミサイルによる脅威が高まっていることなどを踏まえて攻撃される前に相手の基地を攻撃する敵基地攻撃能力を保有すべきかについて、「憲法の範囲内では認められる」という意見が相次いだということです。一方で、「過去の政府見解を逸脱してはいけない」など反対する意見も出ています。自民党は早ければ来週にも提言をまとめて政府に提出する方針ですが、慎重な議論を求める意見もあり、来月にずれ込む可能性も出てきています。

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