立憲・国民の合流協議 “解散風”に押され大詰め[2020/08/11 12:04]

 野党の合流協議が大詰めです。立憲民主党と国民民主党は、お盆前の結論を目指して11日も幹部会を開催します。合流は実現するのでしょうか。

 (政治部・岡香織記者報告)
 半年前にいったんは決裂した合流協議は、国会閉会後の解散風に押されて再開しました。今回の協議でも合流したい人としたくない人との間で駆け引きが続いていて、合流に慎重な国民の玉木代表の対応が焦点となっています。推進派は「外堀を埋める作戦だ」として、両党の幹事長が協議を先行させることで既成事実を積み上げたい考えです。最大の懸念だった党名についても、玉木代表が求める投票で決めることにしました。11日、12日中に一定の結論を出したうえで、お盆明けから代表選挙に向けた準備を進める方針です。
 一方で、玉木代表は憲法や消費税などの重要政策は事前に一致させるべきだとして枝野代表との直接協議を求めています。玉木代表の決断次第で合流は実現することになりますが、「合流しても参加しない」と話す議員もいて、しこりは残る形となります。

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