中国念頭に情報漏洩防ぐ 政府、信用保証制度導入へ[2020/08/13 12:18]

 政府は中国などを念頭にした海外への先端技術の情報漏洩(ろうえい)を防ぐため、機密情報に接することができる民間人の信用度を保証する制度を導入する方針を固めました。

 新たな制度では政府が民間企業の技術者や大学の研究者に対し、機微な情報を扱う資格があるか本人の申請に基づいて身辺調査などを行って審査します。欧米ではすでに同様の仕組みが整備されていて、資格を持っていなければ国際的な共同研究や人材交流に加われない場合もあります。背景には最先端分野や軍事技術に関する情報収集を強めている中国への警戒が念頭にあります。政府は来年の通常国会での法改正を目指し、制度の導入を急ぐ考えです。

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