官房長官は加藤氏有力 麻生氏続投…平沢氏初入閣へ[2020/09/15 11:37]

 自民党総裁選から一夜明け、菅総裁は15日に役員人事を行います。二階幹事長の続投など骨格はすでに固まっていて、16日に行われる閣僚人事が焦点となっています。国会記者会館から報告です。

 (政治部・山本志門記者報告)
 複数の関係者によりますと、官房長官には加藤勝信厚生労働大臣の起用が有力となっていることが分かりました。加藤氏は官房副長官として菅氏を支えたほか、閣僚としての答弁の安定性や調整能力が評価されたものとみられます。一方、麻生副総理兼財務大臣は続投します。二階氏と並び、党と政府の骨格は維持した形です。この他には平沢勝栄氏が初入閣するほか、赤羽国土交通大臣と橋本東京オリパラ担当大臣の続投も固まったことが新たに分かりました。一方、菅新総裁は15日午後、新しい自民党の体制を決定します。二階幹事長の続投のほか、総務会長に佐藤勉氏、政調会長に下村博文氏の新たな起用がすでに固まっています。党役員人事では、総裁選で菅氏を支援した細田派など5派閥や無派閥からも登用し、いわばバランスを取った形です。

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