菅政権発足へ 政権の安定重視「改革」どこまで?[2020/09/16 11:52]

 16日午後、国会では菅義偉氏が第99代の総理大臣に選出され、菅政権が発足します。総理官邸前から報告です。

 (政治部・安間由太記者報告)
 新たに発足する菅政権の特徴は、安倍政権からの「継続性」です。副総理兼財務大臣の麻生太郎氏をはじめ、閣僚20人のうち実に8人が続投となっています。また、厚生労働大臣に就任する田村憲久氏ら3人はいずれも安倍政権時に同じポストを経験しています。さらに、厚生労働大臣だった加藤勝信氏が官房長官に就任するように、3人は他のポストからの横滑りで、初入閣は5人にとどまりました。菅氏は周辺に「最高の仕事人内閣ができた」と漏らしていて、官房長官として仕事ぶりを間近で見て評価した人を配置した布陣と言えます。ただ、今回の組閣では自民党のすべての派閥から閣僚を抜擢(ばってき)するなど党内への配慮も色濃くにじんでいて、政権基盤の安定を重視していることがうかがえます。こうしたなかで注目されるのは、菅氏が訴える「改革」をどこまで実現できるかです。その役割を菅氏は行政改革担当に任命する河野太郎氏に託す考えですが、河野氏はイージス・アショアの配備断念を巡って十分な根回しを行わず、各所から反発を受けた経緯もあります。政権の「安定」を図りながら「改革」をどこまで断行できるのか。菅政権にはさっそくこれが問われることになりそうです。

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